七星鱸 〜seven stars〜
どうも、やまひろです!
今日は七星鱸について書きます。
「七星鱸」 とは?
7つの星、、、北斗七星か?
そう、体に斑点のあるタイリクスズキという、一種のスズキのこと。
元々、養殖のために大陸から輸入したスズキのことである。成長が早く環境への適応力もあり、とにかく大きくなる。ぼくの思い込みかもしれないが、110cmを超えるスズキはほとんどがタイリクスズキだと思う。
最近、ハイブリッドもいるんじゃないかとよく話を聞きます。有明海にも似たような種がいるらしいです。でも、そこら辺は遺伝子から見ていかないといけないから割愛で。
タイリクスズキは、幼魚のうちは斑点がバチバチにあるが、大きくなるとそれが無くなる。
マルスズキも幼魚のうちに斑点がある個体もいるが、タイリクスズキの斑点は多く大きい。
何の魚も小さい頃は模様が鮮やかで美しい!
ルアー:ジョインテッドクロー178ss
これは数年前、高知県西部にある松田川で釣ったタイリクスズキ
見えてる魚にジョイクロでアプローチ
平打ちでキラッキラッとさせると、ガンッ
やり取りをしてたら後ろからメータークラスのタイリクスズキが追っかけてきてました。
その場に自分しか居なくて釣れませんでした。
話が変わるが
バスやシーバスは群れでいる時、1匹掛けたらよく他の魚が背後から追っかけてくる。あれは餌の取り合いをしてるんだと思う。つまり背後の魚は針の掛かってる魚が釣られてる、キケンな状況、、、って言うことを理解できないほど高活性。
つまり、もう1人がそこにルアーを投げ込めば釣れる確率は高い、実際その方法でやまひろはよく釣ってます!ダブルキャッチ!
タイリクスズキが有名な水域は、僕的には高知県浦戸湾、愛媛県宇和島、広島ら辺じゃないかと思う。
去年の初夏、浦戸湾奥のストラクチャー打ちで引っ張り出したランカータイリクスズキの釣り方が面白かったので細かく解説します。
まず、ここは普段人が入らないエリアで見える魚もチヌやキビレのみ。港湾っぽいストラクチャーの構造となっている。そのシェードを打っていると小さなアカメが連発バイトしましたが残念ながら1匹も掛けれずに場所だけを荒らしてしまった。その後、良い感じのシェードの奥にハードコアスピンを投げ込んで巻いて来ると
「もわぁぁぁ」
と出てきた瞬間
「モゾッ」 とルアーに軽く触れた
ん?
なんなんあの魚
でかい魚が、ゆっくり泳いで来てブレード系のルアーに食ってくることは珍しい。過去に数回しかない。フックにも触れなかったからこれはチャンスだ。
と、その場所を10分ほど休ませて、もう一度打つことに!
素晴らしいピンポイントキャストが決まって、シェードの暗い部分で見事食わせることが出来た。
ルアー:ハードコアスピン22g
チェイスしてた時からこれはランカーあるなと、いざ釣って測ると83cmだった。
この魚のチェイスは今考えれば、捕食ではなく威嚇だったんじゃないかなと。以下に考察する。
タイリクスズキの大きな特徴として
·水温が高い時期の日中でも釣れる
·テリトリーを持っていてその場所を好む
·マルスズキより威嚇バイトが強引
·ベイトが居なくても釣れるタイミングがある
っていうのも、過去に暑い時期に数回ストラクチャーから引っ張り出して来てそう思った。威嚇バイトがあるから遠くから掛けてもバレることが多い。捕食とはまた違って、例えるなら春バスのネストのような感じ。何回か同じ場所を打って口を使わせたこともある。
そして
湾奥のマルスズキ、ヒラスズキはベイトの有無が重要であるが、タイリクスズキはバスのように昼間も釣りやすく、ベイトが少ない時期も口を使う。マルやヒラと比べて、数自体は少ないが個体数の多い河川が存在していて、そこらでは日中どこかのタイミングで大型(80cm以上)が口を使う。
日中なら主に12月前後が釣りやすい。水温の低下の影響かな?よく分からないが。
タイリクスズキは何より、見た目がカッコイイ
少し緑っぽい色、僅かに残る斑点、小顔
浦戸湾でシーバスを狙う先輩たちの話を聞くも、年々減っているとのこと。自分はこの数年でアカメより釣るのが難しくなると予想する。
外来種ということもあり、増えて良い魚ではないが、個人的にこの魚は浦戸湾で狙える3種のシーバスの中で1番好き。今年も釣れたらいいなーと思ってます!
長くなりましたが
今回もありがとうございました!